カリスマ・ママさん
7月7日は佐賀市内で商談の後、
仕事と私用もあって多久に行きました。
お昼ごはんをどこで食べようかと迷っていたら、
ここ暫らく「アムール」に寄っていないことを思い出し、
あわてて「アムール」に飛び込みました。
場所は国道203号線(唐津街道)を佐賀方面から唐津方面に
向かって行くと、市役所や郵便局を過ぎて下り坂になりますが、
下りきった場所が「浦山交差点」。
この「浦山交差点」のすぐ左側にお店があります。
住所:多久市北多久町大字小侍666−42
電話:(0952)75−4881
私は仕事柄、繁盛店や儲かっている企業の観察をするのが
癖になっているのですが、改めて店内を見回して、
「男性もいるけど、相変わらず女性客が多いなー!」と
思ったのが第一印象です。
多久市内の飲食店で一番の繁盛店はこの「アムール」だとの
噂がありますから、その理由を探しました。
(1)厨房も含めて、整理整頓が行き届いている。
(2)清掃が徹底されているから清潔。
床も隅々まで掃除してあるし、天井の梁や桟、照明器具、
腰窓の桟、窓ガラスなどが拭きあげられているので、すがすがしい。
(3)予想外のサービス
着席した途端に、笑顔のママさんからお絞りを
手渡しでいただきました。
喫茶店やレストランでは、お絞りが出てきてもテーブルの上に
ポンと置かれるのが普通なので、
私は心の中で
「ウッソー!お絞りを手渡しでいただいた!!」と感激。
(ある意味、私は単純で感激屋です)
(4)笑顔で挨拶
たまたま「研修生」の名札を付けた女性スタッフが
担当してくれたのですが、彼女も笑顔です。
なんたって、自然の「笑顔」が一番!!
(5)落ち着いた雰囲気
ファミリーレストランは若い人がグループで来て
騒いだりしますが、この「アムール」では女性1人でも安心して入れる、
落ちついた雰囲気があります。
(6)看板メニューがある
何の商売も他社と差別化する強い武器が必要ですが、
飲食店の場合はメニューと味、そして価格でしょう。
この「アムール」の人気商品は、ずばり「カリー(カレー)」です。
一般的なお店のカレーは、白ご飯にカレーをかけてありますが、
ここのご飯(ライス)は軽く炒めてあります。
それに自家製のカレールー自体がとてもおいしい。
他にも、ティータイムでおしゃべりが大好きな女性客にとっては、
何たって「スイーツ」がお目当てでしょうか。
(7)価格
お昼の日替わりランチ680円はお得です。
他のメニューも割高感がありません。
(8)率先垂範
「アムール」のママさんを観察していると、客席側と厨房、
そしてレジの場所をすいすい動きまわります。
一箇所にボーッと立っている時間がありません。
客席側に立ち寄った時は、お客様の食事の進行具合を見て、
アフターコーヒーを出すタイミングを計っています。
厨房付近にいる時は、手を動かしながら
(此処が大事なポイント!無駄な時間を作らない!)、
研修生にアドバイスをしたり、研修生に質問をして
コミュニケーションを図っています。
勿論、レジでの精算の時はきちんとお客様に
お礼を述べておられます。
恐るべし!!カリスマ・ママさん!!
今回は、ビジネスカツカリー(豚肉100グラム)880円と、
ドリンク100円の980円でした。
とんかつの肉が柔らかくて、とてもおいしかったです〜!!
褒める
先日の福岡経営革新セミナーの後、講師の経営コンサルタント栢野克己氏を囲んで餃子の王将で懇親会を開催しました。
懇親会に参加できなかった方から、「私も参加したかったのに、何で教えてくれなかったのですか・・・」 とお叱りを受けました。(申し訳ありませんでした)
「コーヒーとサンドイッチの法則」を出版された竹内正浩氏も懇親会に参加されたのですが、話題が今年1月に九州ベンチャー大学で竹内氏が講義されたテーマ「おっとりした人が成功する方法」に及びました。
(残念ながら私は参加できなかったのですが、本は購入して読んでいますよ)
http://blog.livedoor.jp/kaya0169/archives/51451152.html/
この時、私が「血液型はA型だし、小さいときから無口でおとなしかったから、「おっとりした人」の典型的な見本みたいなものです」と話したら、栢野さんが「ある時
点で自分の血液型を知って、A型はこうだ・・・、B型はこうだ・・・と、血液型の特徴を聞かされて、だんだん自分で思い込んで性格が形成されるのではないか」と持論を展開しました。
私は「成る程、ありえるかも知れない」と思いました。なぜかと言うと、私は3人兄弟の長男ですが、小さいときから両親や周りの大人たちから、「お前は長男だから、弟達のお手本になって親の助けをしなければならない・・・云々」と聞かされていました。
結果的には、親戚の集まりで長男らしく(?)振舞うようになるし、長男同士集まって身内のことについて何かと意見交換をしたりするようになりました。
また、私は内向的性格ゆえ(?)運動音痴で、本を読むのと絵を描くのが大好きでしたが、小さい時から絵に関しては表彰状をたくさんいただいたし、美術担当の先生方からも褒められ続けました。
こうなると、両親も絵を描くことに関しては口出しをしなくなって、むしろ「お前は絵が得意だから・・・」と褒める様になります。結果的にますます運動音痴になりました。
音楽や美術工芸などの芸術家、スポーツ選手のなかには、小さいときに何らかのきっかけで自分の隠れた才能に気がつき、磨きをかけてプロになった方が多数おられます。私とおなじように子供の頃に才能に目覚めた方は、親や周りの方から褒められた方が多いようです。
企業の社員教育も上からトップダウンで指導することも大切でしょうが、個人の能力を見極めて長所を褒めて伸ばす方が、より大切だと思います。
個人の能力に差があるのは当然で、短所を無理に修正しても時間がかかります。むしろ、長所は褒めれば褒めるほど、より磨きがかかって輝きが増します。
ところで、内向的性格の私が1500人の前で司会をしたり、企業のトップと堂々と
が出来るようになった理由ですが、社会人として部下を持ち、否応なしに部下の
導をする立場にたたされ、自分の意見を伝える必要ができたこと。
それに営業マンとして飛び込み訪問を長く続けたことで、子供の頃からの対人恐怖症が気にならなくなったようです。
もう一つの要因として、カラオケの司会者としての訓練をカラオケの師匠から受けたことでしょう。最初の頃は舞台で我を忘れて上がってしまい、早口になって言葉が明瞭ではありませんでした。
経験を積むうちに、周りの皆さんから「内野さんは司会がうまい」と褒めていただくようになりました。
ますます司会の勉強をすることで、上手さに磨きをかけるようになりました。
福岡経営革新塾
昨日2月24日は、JR吉塚駅前の福岡県中小企業振興センター主催の、経営革新塾に参加しました。1月は佐賀で、4日間コースの経営革新塾に参加しています。
メイン講師は過激派コンサルタントの栢野克己氏。昨年は私が主催した佐賀市でのセミナーにも出張していただき、大好評でした。
このところ栢野氏は東北地方や北陸地方の講演で多忙でしたから、久しぶりに地元での講演となりました。私も久しぶりにお会いしましたので、開催時間前にご挨拶をしました。
約100名の受講生の中に、当社の大切なお客様で福岡県広川町の奥八女茶「茶の葉堂 原野製茶本舗」原野社長がおられてご挨拶。(原野社長はランチェスター経営戦略を実践しておられます)
さて、栢野氏のセミナーの方は序盤はジャブでスタート。後半はいつものように(?)ハイテンションで、事例を交えて「夢×戦×感」にまとめられました。
セミナー開始早々、栢野氏から原野社長に引き続き私まで会場の皆様にご紹介いただきました。栢野氏が、「私と同じく鬱病経験、自殺願望経験者です」とご紹介されましたので、後ほど名刺交換した方から、「とても鬱病だったとは思えません」と声をかけていただきました。
事例で姫路のパソコン教室を説明されましたが、シルバー層を対象としたお客様は約1000名。退会者は天国に召されての、止むを得ずの退会であり、退会率2%だそうですからすごい数字です。(一般的な既存客の脱落率は20%程度)客層を絞り、地域を絞り込み、「地域No.1戦略」のランチェスター経営を実践しておられます。わかりやすい事例でした。
栢野氏は「ランチェスター経営」竹田陽一先生の門下生ですから、事例を竹田ビジネスモデル理論に当てはめて、理論武装がしっかりできていました。さすがです・・・。
私は、セミナー終了後の懇親会に参加するのが大好きです。講師から会場では聞けなかった話題が聞けるし、受講生の皆様とも有益な話が聞けます。特に栢野氏のセミナー参加者は意識レベルが高い方が多いので、今回も「マル秘」話をたくさん聞くことができました。
その懇親会の会場は、JR吉塚駅前に喫茶店やファミレスが無かったため、何と「餃子の王将」。栢野さんも、「(懇親会の会場が)こんなのは初めての経験」と驚いていました。
懇親会参加者は、栢野氏と私の他に・・・
●「コーヒーとサンドイッチの法則」を出版された 竹内正浩氏
http://www.takeuchimasahiro.com/
●たたみくらぶ 株式会社井口タタミフスマ店 井口謙氏(けんじ)氏
●インクジェット用ロール紙の専門メーカー
ヤシマ産業株式会社 出村知行氏
●紅一点 アフラック保険代理店 藤永朋子さん
佐賀県鹿島市出身なので、サガンモン同士盛り上がりました。渡米経験のあるファイターで、私のホームページをご覧いただいていました。(感謝!!現在ホームページはリニューアル予定です)
最近気が付いたのですが、初対面の方から「ホームページを見ました」「ブログを見ました」「メルマガを読んでいます」と言っていただけます。大変ありがたいことです。恐らく栢野さんのブログやホームページで紹介されたことがあるので、ワンクリックでジャンプしてこられたのではないかと思っています。
そう言えば、竹内正浩氏は当社のPR用DVDをご覧いただいたようで、「よく出来ていて驚きました」と感想をいただきました。
DVDは、当社のおすすめ商品「電話応対自動化装置」をご利用いただいているお客様に私が訪問し、ご愛用者と対談して感想をお聞きするスタイルです。原野製茶様の他に、4社様が登場されます。
「お客様の声」をパソコン文字で書いてもお客様に信用していただけません。生の声を集めようと思って、ビデオカメラ片手にお客様の事務所を突撃訪問取材しました。おかげさまで好評です。
ご希望の方にはDVDを無料でプレゼントします。メールに「DVD希望」と書いてください。
メールアドレスは info●denwaya.biz (●を@に変えてください)
経営者の素質
男性読者の皆様、バレンタインデーにチョコレートをもらいましたか?私は妻、娘それに知人の女性からチョコレートをいただきました。
娘から2月14日に聞いた話ですが・・・、娘の勤務先の部長もチョコレートをたく
さんいただいておられたようです。
何気なく机の上のチョコレートに気が付いた娘が、「たくさんいただかれたようですね」と声をかけたら、「内野さん、おひとつどうぞ」と声をかけていただいたそうです。
そのあと、「内野さんも、チョコレートをあげましたか」と部長から声をかけられた娘は、素直に「父にあげました、毎年あげていますよ」と答えたそうです。
部長から「エッ、毎年あげているの?」と聞かれて、娘は「ハイ、うちでは誕生日や何かの記念日は必ずお祝いをします。部長さんのお宅ではどうですか?」と逆に質問をしたところ、「イヤー、我が家はそんなことはしないな〜」と返事されたそうです。
娘が、「この前の節分の日も、父が玄関先で鬼の面をかぶって暴れて、母が豆を父に向かって投げつけて、大騒ぎしていました」と報告したそうです。
部長から、「エッ、お父さんとお母さんは仲がいいんだね。お父さんは幾つ?」と聞かれた娘は、我ら夫婦の本当の年齢を教えたそうですが、「(実年齢よりも精神的年齢が)ふたりとも若いねー」と言われたそうです。
我が家族は意識したことが無いのですが、周りの方から共通して指摘されるのは「内野さんの家族は、夫婦仲も親子関係も大変良い」と言われていることです。
おつきあいしている友人や知人は異なるのに、私と妻、そして娘達も同じように思われている点が不思議でなりません。
そこで思い出したのは、セミナーでお会いした成功者の社長や、経営コンサルタントから聞いた話です。
「成功する企業のトップは夫婦仲が良い。夫婦仲が悪ければ、会社経営に身が入らず影が出る」・・・。その話を聞いたときは「へー、そんなモノなのか」と聞いていたのですが、回りを見渡すと、なるほどそうかと思える経営者がおられます。
私も素晴らしい経営者に成れる。その素質があることを再確認しました。
運命(2)
今月は毎週土曜日に、佐賀の経営革新塾に参加しています。テーマは「”次代を翔ける“経営戦略実践塾」で、4回プログラムの3回目となりました。
24日の午前中は、リー・ヤマネ・清美先生の座学。テーマは「“時流×自流”の事業計画」ですが、「世の中の動きを大局で捉えて自社の経営に取り入れることが必要ですよ」と教えていただきました。
私の場合は、ついつい目先のことかせいぜい1年先位まで考える傾向があり、今回のリー先生の講義では、「物事の捉え方を長期的視野で見ること、特に個人のライフスタイルの変化に自社の考え方が合っているかどうかを考える必要がある」ことを教えていただきました。目から鱗が落ちました。
午後は田中義郎先生の出題で、4〜5人でのチームディスカッションが設定してありました。設問の意味が奥深くて、表面的な回答を提出すると田中先生から突っ込まれてしまい、発表の場で立ち往生してしまいます。
出題された課題に対してメンバーで意見を出し合うのですが、まとめた結果を各チームで発表すると、いい意味で各チームの個性が発揮されます。
参加者の人生経験と知識によって、物事の捉え方が変わる事になり、経験値と知識の必要性を感じました。
前回も書きましたが、自分の心が素直な気持ちであること、講師の講義内容について行けるだけの能力がないと、受講してもなかなか自分の中に取り込めません。
今回は何故だか、「なるほど」と納得できることばかりで、本当に受講して良かったと思っています。
経営革新塾に参加
新年早々の1月10日、世間では3連休で遊んでいる人もいたでしょうが、私は経営革新塾に参加しました。1月中に4回、24時間コースの勉強会です。
実は経営革新塾参加は3回目ですが、 講師は3回各々異なります。違う講師がトレーニングしてくれますから、当然ながら切り口が異なるので面白い。
今回は大阪と京都出身のお二人なので、関西弁交じりの面白い講義が始まりました。残り3回を楽しみにしています。
私は脱サラ1回目に計画の甘さから大失敗していますから、脱サラする時に創業塾や経営革新塾があの時あったら良かったのに・・・と、随分後悔しました。
経営革新塾に参加するのは、ずばり自分自身の計画を見つめ直すため。わが社の5ケ年計画を検討しようとしていた時期だったので、丁度良いタイミングで経営革新塾に参加することができました。
今回の受講生は約20名ですが、もちろん業種業態はばらばらで事業規模も違っています。でも、悩みは同じ。どうしたら永続的な安定成長の事業所にできるか・・・です。
今回一番驚いたのは、何と・・・このメルマガ「感動事業」の読者が参加しておられたこと。
名刺交換の時、受講生仲間のYさんから「メルマガ『感動事業』を読んでいます」と言われた時には、「まさか?」と思って半信半疑でしたが、携帯電話に登録して購読しておられるとわかり、疑惑は解消。ただただ感謝するのみでした。
しかもYさんは鬱病で悩んでおられることを知り、ますます身近に感じました。
私は鬱病を克服しましたが、鬱病の辛さは妻も含めて第3者にはわかってもらえませんでした。だからこそ、Yさんの辛さが良くわかります。
Yさんは現在も専門医にかかり、薬を飲んでおられます。鬱病は薬を飲めばすぐ治るものでもありませんし、「元気を出して」と言われて「ハイ、頑張ります」とも言えません。
例えば、「この程度の怪我なら約1週間で治る」と予測できるのですが、鬱病の場合は、病気とゆっくりじっくり付き合いながら治療するので、完治する時期が予測できないのです。
勉強会の後の懇親会では、通常は講師や受講生同士で仕事の悩みを打ち明けたりするものですが、今回はYさんとはじっくり「鬱病談義」をしました。
Yさん、ゆっくり治しましょうね。
茶の葉堂:原野製茶様の年末
年末に、八女茶の産地で頑張っておられる「茶の葉堂:原野製茶本舗」様を、保守点検で訪問しました。
年末はお歳暮シーズンで多忙な時期ですが、少し時間を頂戴して社長ご夫妻と写真撮影をしました。
いかがですか?お二人ともいい顔しているでしょう。
世の中不景気な話題が多いのですが、好調な企業も多いのです。
ただし、お客様がお気付きにならない所で、物凄く勉強と努力をしておられます。
努力をしないで、寝て待っていて事業が成功すれば事は簡単ですが、まずありえません。
努力をしない会社は潰れます。
「ピンチの裏側にチャンスがある」事を信じて、努力した会社が生き残って行きます。
今こそチャンス
最近お客様や知人から一番多い質問は、「景気が悪いですね。内野さんはどう思いますか?」と、浮かぬ顔で問い掛けられます。
私が「良かったですね!」と答えると、皆さん「何故?」と驚かれます。
「ピンチはチャンスと言いますが、今こそチャンス到来です。今までコツコツ努力してきた真面目な会社には陽が当たるでしょう。
でも、不景気を他人のせいにして努力しない人、勉強しない人、お客様は勿論のこと、社員を大事にしない企業は、残念ですが淘汰されるでしょう。
不景気だから、大手に採用されるはずだった優秀な人材を中小企業が採用することも可能になります。まさにピンチはチャンスです」と答えます。
続けて「今回の不景気の発端はアメリカですが、サブプライムローンで訳のわからない荒稼ぎをした金融会社に鉄槌がくだっただけのこと。
アメリカの自動車会社BIG3も、環境やECOと呼ばれる時代の流れを無視して研究開発を怠り、結果的に消費者が欲しくない商品をだらだら作り続けてきて、そのツケが回ってきただけで、長期的視野で考えれば予測できたことではないでしょうか。
アメリカの経営者は高額所得でふんぞり返っているから、消費者の心が読めなくなったのではないでしょうか」
更に、「私の業界では、今までさんざんお客様をだまして荒稼ぎしていたNTT販売店や同業者が倒産したり、販売不振におちいっています。
消費者側から見ると、消費者を騙す悪徳業者や自己の利益のみを追求する業者が退場するわけですから、こんなチャンスは大歓迎すべきです」
以上のようなことを説明すると、皆様が納得されます。
大手製造業を中心に不景気なニュースばかり報道されていますが、マスコミにも責任があると思っています。毎日毎日暗いニュースをこれでもかと発信されれば、国民は余計に落ち込みます。
こんな時こそ明るいニュースを報道して欲しいと思います。
素直な心
私は一度脱サラに失敗しています。精神的にコテンパンに打ちのめされ、ガクッと精神的に落ち込んでしまうし、鬱病を発症して病院の心療内科のお世話にもなったし、最後は有名な漢方医に相談してようやく立ち直りました。
今でこそ、当時のことを自分なりに冷静に見つめることができます。
知人の過激派コンサルタント「栢野克己」氏は、私と似たところがあり、転職8回(私は転職10回)、私と同じように鬱病経験者です。
「栢野克己」氏は、昔の自分と同じく悩んで自殺したいと思っている起業家や中小零細企業の社長達を救いたいとの思いで、全国や東南アジアを走り回っておられます。 私も栢野氏と同感で、できることならタイムマシンに乗って昔の自分自身に会い、「お前は馬鹿か!!もっと良く考えろ!!周りの人のアドバイスを聞け!!自惚れぬな!!もっと素直になれ!!」と叱り飛ばしたい。
栢野克己氏ブログ http://blog.livedoor.jp/kaya0169/
栢野克己氏ホームページ http://yumesenkan.jp/
脱サラ前は、営業マンとして同業者やメーカーの担当者たちも一目置く成功者の部類で、自分の力を過信していました。世の中もまだまだ高度成長期で、何となく脱サラが簡単に成功しそうな錯覚を起こしていました。
脱サラした最大の理由は、当時の勤務先の社長の考え方について行けなかったのが理由ですが、何も脱サラする必要はなくて、転職してサラリーマンを続ける選択肢もあったのです。それを脱サラしてしまった。
いま冷静に考えると、本当にお馬鹿さんの行動でした。
実は妻だけでなく、周りの知人からも脱サラを断念するよう諭されました。アドバイスをくれた人のうち、一人は超有名な占い師で、当時はサラリーマンでした。
脱サラに失敗して落ち込んでいたとき、彼は「内野さん、占いで『いま脱サラはしないほうがいいですよ』と、あれだけ言ったのに何故脱サラしたのですか」と指摘されました。
更に、「占いで行動したらいけないことを実行するのが人間で、やっぱり運命で避けられなかったのかな」と、考え込んでいました。
そうです。脱サラしようと思うなら、きちんと長期・短期の計画をたてなければなりません。起業に関連する本を読み、商工会などに相談し、金融機関にも根回しをすべきでした。
そして、先輩の企業家にも何度もお会いして、様々なアドバイスをもらわなくてはならなかったのです。
計画を何度も何度も推敲し、時間をかけて周囲の方々の意見を集めなければなりませんでした。
素直な心で・・・。
謝る
人生が長くなればなるほど、比例して失敗事例も増えます。妻や家族に謝ることもありますし、友人やご近所の方、先生に謝ることもありました。
20代の頃交通事故を起こしました。今思い出しても、恥ずかしい話です。
60代後半のご主人を3ヶ月間入院させることになり、病室でご家族がおいでになるのを待ちました。駆けつけた奥様から、ヒステリー状態できつい叱責を受けました。
ご主人から、「俺が一時停止違反をしたのも原因の大半だから、そんなに怒るな」と、かばっていただきました。もう「謝る」どころではなかった状態でした。
何度もお見舞いに足を運び、ご夫婦から「内野さんもう大丈夫ですよ」とお聞きするまでは、本当に気が思い毎日でした。
この交通事故以来、より一層安全運転に心がけています。
仕事での失敗は、数知れずあります。その失敗例の一つ。
防犯センサーの誤作動の原因が解明できなくて、お客様が深夜に何度もお店に点検に駆けつける事態が発生しました。
「もう一度、原因究明のチャンスをください」と、何度も平身低頭土下座してお客様にお詫びしたのですが、お客様がついに爆発されて、「帰れ!!帰れ!!」とものすごい剣幕。
最後に、奥におられた奥様からとりなしていただき、最後のチャンスをいただくことができました。
保守点検の結果、防犯センサーとして採用した赤外線センサーが、長距離トラックの違法高出力無線機の発信操作で誤発信していることをつきとめました。
センサーを別の型式に変更して、誤作動はぴたりと停止しました。反省点としてはインターネットもない時代でしたから、センサー機器のメーカー情報が不足していて予測できなかったことです。
良かったことは、お客様に誠意を示して点検チャンスをいただいたことです。
このお客様とは今でもお付き合いがあります。ありがたいことです。
土下座してお詫びした事例がもう1件ありますが、またの機会にお披露目したいと思います。
クイズヘキサゴンと羞恥心とUSP
先日、お笑い芸人さん主体のカラオケ大会が放送されました。カラオケ大好き家族の我が家では、義母以外の家族4人が「にわか審査員」に変身しました。
対戦ごとに、「○○さんがうまい!!●●さんの勝ち!!」と言いながら、表現力や音程のわずかな狂いまで、事細かに批評しあって盛り上がりました。
今回の出場者の中で大変驚いたのが、「渡る世間は鬼ばかり」に出演中の女優藤田朋子さん。お笑い芸人の中に混じって参加されました。
しかも、とても歌がうまかい!!残念ながら優勝はできませんでしたが、手や指先など体全体をうまく使って歌を表現され、とても表現力がありました。(素晴らしい!!)
前回優勝者のつるの剛志君が、「結婚式をあげていないので、優勝賞金500万円は結婚式の費用にする」と宣言して、宣言通り、つるの剛志君が優勝しました。(おめでとう)
つるの君は蝉の知識に詳しい、ただのおばかキャラではありませんでした。
番組中「つるの君はアルバムを出したらどうか」と話題になりましたが、私も真面目な話が徳永英明さんのようにカバーアルバムを出して欲しいと思います。
今回歌った曲の中にもともとは女性の曲があったのですが、男性のキーに音程を合わせ、みごと自分の曲にして番組出場者だけでなく、我が家族を魅了しました。
さて、つるの剛志君は皆様ご存知か思いますが、元々はウルトラマンを演じた人気俳優さんですが、何と言っても「クイズヘキサゴン」に出演して、「おばかキャラ」で人気者になりました。
つるの剛士、上地雄輔、野久保直樹の男性おばかキャラ3名は「羞恥心」としてユニットを組んでCDを発売して、しかもヒットしています。
女性の「おばかキャラ」では、スザンヌ、里田まい、木下優樹菜の3名がCDを発売しています。(がんばれ!!おばかさん)
テレビのクイズ番組は他にも多いのですが、「クイズヘキサゴン」は他のクイズ番組と大きく差別化しています。
他のクイズ番組は知識の豊富な参加者がもてはやされますが、「クイズヘキサゴン」はラサール石井さんのような知識人よりも、おばかキャラの前述6名が主体で番組が編成されています。
「クイズヘキサゴン」のUSPは、ずばり「おばかさん」です。
●USP=Unique Selling Proposiitonの略。
自社(自製品)のみが持つ独特の強みや他社には無い独特の提案のこと
事業で成功するのに大切なことの一つがUSPの確立ですが、「クイズヘキサゴン」は番組のプロデューサーや司会の島田伸介さんが企画段階でプランを練り上げ、おばかさんの出演者の魅力を引っ張り出すことによって、他のクイズ番組とは異なるUSPを確立しています。
事業においてもUSPはとても大切ですが、「クイズヘキサゴン」はクイズ番組の中でUSPを確立した良い見本です。
オバマ大統領の演説の魅力
アメリカの大統領選挙で、民主党候補のオバマ氏が当選しました。
初の黒人大統領が誕生するわけですが、世界的な不況の中での船出ですから責任重大です。
アメリカ国民だけでなく、日本を含む世界中の人々がオバマ氏の動向に注目しています。
世界中の人々が、経済面でも環境面でも良い方向へリードしてくれるのではないかと、期待していると思います。
フジテレビ系列の朝の情報番組「とくダネ」の小倉キャスターは、「オバマ氏の演説を聴いて感動のあまり涙がでてきた」と話していました。
実は私もオバマ氏の演説を聞いているうちに、小倉氏と同様にウルウルと涙腺がゆるみました。
私は、オバマ氏が民主党の予備選挙でクリントン夫人と接戦を演じているときから、とても演説が上手い人だと感じていました。
だからと言って私が英語に堪能なわけでなく、むしろ英語の理解力は低い方です。それでも、何故オバマ氏は演説が上手いと感じたか・・・。
それはオバマ氏が、「間の取り方」がとてもうまいことです。
オバマ氏は、聴衆の反応を見ながら丹念に言葉を発します。ふっと、「オバマ氏はベテランの落語家に似ている」と思いました。
上手い落語家は、観客の反応に話の進行を合わせます。演目の「話の間」を取りながら、徐々に聴衆を話の中に引き込むのが上手です。
上手いなと思う俳優さんやベテランのアナウンサーも、間の取り方がとても上手です。
恐らくオバマ氏の側近にスピーチ専門のトレーナーがいて、特訓をしたとは思いますが、所詮は本人の素質が良かったことでしょうか。
もう一つ気になった言葉、それは・・・
「 Yes, we can! Change! 」
訳せば「我々はできる!変われる!」でしょうが、聴衆が一斉に
「Yes, we can! Change!」と叫んでいたのがとても印象的でした。
私は営業マンとしてお客様に説明をすることもあるし、セミナーや勉強会で話す機会も多い方です。
しかも、カラオケ大会では司会もするし、歌も歌います。一般の方より「話すこと、歌うこと」について貪欲に知識を吸収しようとしています。
「NHKのど自慢」などの歌番組を見るときは出演者も見ていますが、実は司会者の話の進め方、間の取り方に注目しています。
一方で、プロの司会者のメルマガも毎回目を通しています。何か参考になることはないかといつも気をつけています。
今回、オバマ氏が25万人の聴衆の前で話した様子は、とても参考になりました。
言葉は、「言魂(ことだま)」であることを痛感しました。
言葉は、相手の心を揺さぶり!! 感動を与えます。
九州ベンチャー大学に参加
11月8日に開催された、「九州ベンチャー大学」に参加しました。
主催はランチェスター経営の「小さな会社★儲けのルール」「弱者の戦略」「大逆転!バカ社長」の本が絶好調で、中小零細企業の良き相談相手の栢野克己氏。最近はセミナー講師として多忙ですが、東南アジアにも関心を持っておられます。今年7月26日には、佐賀市で私と合同セミナーを開催させていただいた恩人です。
http://q-venture.com/index.php
私はこのところ忙しくて、参加したいテーマがあっても無念の不参加が続いていましたから、当日の朝に飛び込みで栢野氏に参加申し込みをして、久しぶりの参加でした。
今回のテーマは「ネットで大逆転!!」でした。私は、現時点ではネット通販は実施していないのですが、何か商売のヒントがあるだろうと思っての参加でした。
1番目の講師は、防音専門店「ぴあリビング」の「室水房子」さん。2年ほど前に佐賀商工会の勉強会でお会いして以来、2回目の出会いです。
佐賀でお聞きしていた内容ではあったのですが、借金を抱えて苦労した頃のくだりでは室水さんが涙を流しながら話すし、とんでもない秘話を爆弾発言して場内騒然となるし・・・、ネットでの成功の影に大変な苦労があったことを改めて感じました。
騒音で悩むお客様をターゲットに、良き相談相手をしているうちにオリジナルの商品開発が進み、売り上げも伸びた・・・。ご主人の仕事の延長とは言え、隙間商品はライバルも少ない。素晴らしい!!
2番目の講師は、手作りハム・ソーセージの「北海道トンデンファーム」の通信販売と、ネットショップ運営者の育成塾「トンゼミ」を運営する「中谷昌弘」氏。
ホームぺージの実例を示して、ニーズ、ウォンツ、USP、差別化などの戦略戦術を勉強しました。具体例が多かったので理解しやすかったと思います。
http://www.tonden.com/gold/guide/kouen.html
3番目の講師は、日本最大級のネットショップ勉強会「オンラインショップマスターズ・クラブ(OSMC)」代表で、消費者視点ポータルサイトの「逸品COM」を運営する「森本繁生」氏。
自分の心の器を大きく持つ。デジカメを常備してこまめに取材する。成功者と会う。情報を発信するなど、実例ホームページでの紹介は参考になりました。
このあと栢野氏のリードで、今回の受講者3名が飛び入りで「ネット販売成功の秘訣」をご紹介いただきました。
大手より格安な「かつら」を販売中の「ウィズ:宮崎弥生」さんが、高品質なインドネシア工場を探り当てた経過や、中国での人毛売買現場を訪問した体験を報告されました。
ホームページに自社商品やサービスについて、「こだわり」を明文化して掲載することを薦められました。
刺繍入り帽子をネットで販売する「ボウシ・コム:松田直和」氏は、ネット販売を始めたきっかけや、意外な商品が売れていることをご披露されました。
最後は、「生松工芸:石山隆通」氏。大川市では、先日も老舗家具の大型倒産で約90名の失業者が発生しています。そんな地区で頑張っている石山氏は、「楽天」と自社独自ホームページの違い、品質へのこだわりをご披露いただきました。
http://www.rakuten.ne.jp/gold/bridge-online/
http://store.shopping.yahoo.co.jp/bridge-online/info.html
最後に栢野氏が、ランチェスター経営と「夢・戦・感」でまとめました。
九州ベンチャー大学のみならず、セミナーのお楽しみは懇親会。講師や受講者と腹を割って意見交換することができるので、思わぬご意見やヒントを頂戴できます。
今回同じテーブルに着いた人々は、栢野氏と森本講師、ボウシ・コムの松田直和氏、ウィズの宮崎弥生さん。
中古レコードTICRO MARKET代表の福田剛氏。
宮田織物の吉開ひとみさん。
もう一つのテーブル席も、大いに盛り上がりました。
子供は未来の見込み客
福岡県八女郡広川町の八女茶製造販売会社「原野製茶本舗」原野社長は大切なお客様のひとりですが、お互いに「ランチェスター経営」を勉強している仲でもあり、仕事のお付き合い以上に、商売繁盛の意見交換をする大切な仲間でもあります。
今回は、「子供は未来の見込み客」であることについて考えてみたいと思います。
原野製茶様では秋の「大感謝祭」と、春の「新茶祭」の2大イベントを開催されております。
今回も直販店舗の「茶の葉堂」様では、10月24日から26日までの3日間「大感謝祭」を開催されました。
山口・長崎・熊本など、高速道路を片道2時間かけて来店されたお客様もおいでになりました。
大人のお客様に混じって、子供さんが多かったのも特色でしょうか。
大人のお客様にとっては、魅力ある特別な商品が魅力です。
お店に来ることができない全国の通信販売のお客様にも、期間中は特別なサービスが提供されています。
また、イベント参加者の意見や感想は、「お客様の声」の投稿ハガキが「ニュースレター」に掲載され、約1ヵ月後には全国のお客様に届けられます。
イベントに参加した子供達にとっては、「手作り凧」や「昔懐かしいゲーム」も魅力ですが、最大の人気は「餅つき」です。
杵つきを待つ子供達は、笑顔で整列して順番を待ちます。
付き添いの親御さんや祖父母たちも、笑顔で携帯カメラのシャッターを押していました。
最後は仲良く「抹茶入りお餅」を食べていました。
私は楽しいことが大好きです。皆様もきっと同じだと思います。
親も、子供達も茶の葉堂のイベントは心に残ります。
集客を考えたとき、一般的に新規客一人当たりの集客コストは既存客の5倍かかると言われています。
今回のイベントに参加した子供達は、確実に将来の見込み客です。
茶の葉堂のスタッフにとっては、イベント準備は大きな負担です。
でも遠来のお客様との絆が深まり、お客様の笑顔が直接は意見できることは、スタッフにとっても大きな喜びだと思います。
お客様を楽しませる。
スタッフも仕事に生きがいを感じる。
将来の見込み客をじっくりと育てる。
商売繁盛の秘訣を垣間見た気がします。
素手でトイレ掃除
企業が成長するためには「5S」が大事だと言われていますが、私も訪問先の企業やお店、そして個人のお宅のトイレを借用する時に、ついつい訪問先の表の顔と裏の顔を比較してしまいます。
いくら表の顔が良くても、トイレなどの裏側部門が汚れていたり、整理整頓されていないと、がっかりすることがあります。
例えは悪いかも知れませんが、華やかな夜の蝶として働いている女性の昼間のだらけた姿を見てしまったようなものです。
逆に建物は古くても、トイレだけでなく後方も清潔だとほっと安心します。
ところで、素手でトイレ掃除をする方はイエローハットの創業者鍵山秀三
郎氏が有名です。全国で有志が活動しています。
詳しくは「日本を美しくする会 掃除に学ぶ会」をご覧ください。
http://souji.jp/utukusikusurukai.html/
私は訪問先の社長や幹部の皆様と本業の仕事以外の雑談をすることが多
いのですが、それが結果的に経営相談にもなっています。
訪問先企業への改善ご提案の場合もありますが、当社へのアドバイスを
お伺いする機会でもあります。
先日、通販部門と小売店舗を運営しておられるA社のB専務と雑談していて、「5S」が話題になりました。A社様の第一印象は清潔です。
B専務がポツリと昔の苦労話を話されたのですが、「5S」を率先して実
行してきたB専務の昔の苦労談を聞いて驚くことがありました。
B専務は大学卒業後に、実家の家業とは異なる業界に就職したのち、実
家に戻ってこられました。当時は先代社長(実父)もご健在でしたが、昔
ながらの商売のやりかたで、悪く言えば近代化が遅れていました。
「5S」の実現には程遠い環境でしたが、B専務は一念発起して率先垂
範を実行されました。
当初はB専務が清掃作業をしていても、リーダーたるべき社長が平気
で清掃の邪魔する状態で、大変苦労したそうです。
A社様にはお客様用と従業員用の2箇所のトイレがあるのですが、以前はゴム手袋を手にはめて、B専務が率先してトイレ掃除をしておられました。
ところが、福岡市のCご住職の説法を聞いてから、B専務はトイレ掃除を現在でも素手で実行しておられます。
お坊さんはまず本山で修行をするのですが、Cご住職が修行僧時代のお
話です。
まだまだ若い頃のCご住職が、先輩のお坊さんから便所掃除をしてくるように指示されたのですが、便所には掃除道具らしき物が何も置いてなかったそうです。
そこで先輩に尋ねたそうですが、やはり「掃除道具はないので自分で考
えなさい」との答えが返ってきたそうです。
仕方がないので最初はしぶしぶ素手で掃除をしていたそうですが、ある
時「これは修行の一つで、素手で便所掃除をすることで自分の心を磨くの
だ」と気が付いたそうです。
B専務はこの話を聞いていたく感動され、以来率先して素手で便器周り
も便器の中も素手で磨くようになったそうです。
B専務曰く、「内野さん、素手で便器を磨くと小さな汚れまで、汚れ具
合が良くわかります。ゴム手袋をつけて磨いたら、小さな汚れに気が付き
ません。どうしても薬品を使って便器の黄ばみを落とすときだけは、ゴム
手袋を使います」とのこと。参りました。
「日本を美しくする会 掃除に学ぶ会」のホームページにも、似たようなメッセージが載っています。一度ご覧ください。
http://souji.jp/utukusikusurukai.html/
A社様は「5S」活動のお手本のような会社ですが、お店、事務所、工
場内がとても清潔です。
勿論、社員の皆様は出入業者の私に、きちんと挨拶をしてくれます。
ノーベル賞受賞おめでとうございます
世界同時株価下落、ロス疑惑の三浦元社長の自殺、その前に無差別大量殺人や汚染輸入米販売、食品の安全性疑惑など・・・暗いニュースが多い中でようやく明るいニュースが飛び込んできました。
最近の明るいニュースとしては、原監督が率いる巨人軍が13ゲーム差をひっくり返してセ・リーグで優勝したのは、元巨人軍ファンとしては若干嬉しいのですが、現在ソフトバンクファンの私としては王監督引退とパ・リーグ最下位の成績では楽しくありません。
そんな時、まさか4人同時に日本人がノーベル賞を受賞するとは、大変驚きました。手放しで日本人全員が喜べるニュースです。
ノーベル物理学賞の米シカゴ大名誉教授の南部陽一郎さん。同じくノーベル物理学賞を共同受賞した京大名誉教授の益川敏英さんと、高エネルギー加速器研究機構名誉教授の小林誠さん。
さらに1日遅れで発表された、ノーベル化学賞の米ボストン大名誉教授の下村脩さんの4人の受賞者の皆様、本当におめでとうございます。
それにしても、論文発表から何十年も経ってからの受賞ですから、もっと早く受賞されても良かったのではないかと素人は考えています。
受賞者の皆様のインタビューを拝見していると、気になる共通点があり
ました。特に科学の分野である、理科系の進学希望者が減っているのに皆
さん危惧されています。
最近の大学受験のテストの傾向として、採点がしやすい問題が出題され
るようになり、回答が1つだけで丸暗記すれば良い問題が多くなったこと
が取り上げられています。
つまり、自分で創造する柔軟な考え方を求める問題が出題されずに、結
果的に画一的な高得点者のみが合格してしまい、発想の転換が下手な人間
が増えていることを嘆いておられます。
原因は色々あるでしょうが、私は戦後の国策にあると思っています。
戦前は食料の自給自足が当たり前でしたが、戦後は大量消費のアメリカ
がモデルだといわんばかりに、何でもかんでもアメリカの物まねが増えて
しまい、本来日本人が持っていた美徳感が失われてしまいました。
結果的に、自分本位で簡単に大量殺人をする輩や、自分の利益だけを追
求して他人の犠牲に知らん顔をする企業人が増えたように思います。
科学の進歩は、時には自然を狂わす発明や大量殺人兵器の開発を伴いま
すが、下村脩博士の発見のように医学の進歩に役立つ研究もあります。
また、日本は産業用ロボットと民需用ロボットの先進国ですが、民需用ロボットのなかでも介護ロボットは今後ますます研究開発されるでしょう。
日本がロボット先進国になった遠因として、漫画家の手塚治虫氏の「鉄腕アトム」を発表したからだと、私は思っています。
科学の進歩が、鉄腕アトムの実現に一歩一歩近づいています。
今回の4人のノーベル賞受賞者の皆様と手塚治虫氏の共通項は、「自由な発想」ではないでしょうか。
どうも最近の日本人は、テレビや新聞で報道していることは正しい、
農林水産省の行政指導、それに厚生労働省の薬行政指導や社会保険庁の
仕事の進め方は正しいと思い込まされてきています。
科学は「何故?」で始まりますが、責任を取らないお役所仕事にも「何
故?」と疑いましょう。
簡単に似顔絵を描こう
私のように営業マンで名刺を交換する機会の多い仕事をしていると、実に多くの方と名刺を交換します。私の場合は、面談の後いただいた名刺にはお会いした日付や商談内容、相手の方の何らかの身体的特徴も記入します。
そして、いただいた名刺を詳しく拝見すると、様々な名刺の種類があるのに気がつきます。
ビジネスに必要な名刺は会社支給品が多いと思いますが、主に会社名・役職名・名前・住所・電話番号・FAX番号が書かれています。
少し気の利いた会社では、メールアドレスやホームページアドレスが表記してあります。
さらに気の利いた会社では、顔写真が名刺に掲載されています。
ところで、文字だけの名刺より顔写真付、さらに似顔絵付の名刺のほうが印象に残ります。
特に、顔や全身のイラストがご本人の特徴をうまく表現していると、名刺をいただいた瞬間に思わず相手の顔を見て、似顔絵と名刺を繰り返し交互に見てしまいます。勿論!商談も弾みます。
皆さん、是非似顔絵を名刺に使いましょう。仕事がうまく進行します。
私は自分でイラストや絵を描くし、レタリングもこなします。一般の方
より絵の才能はある方なのですが、自分の似顔絵を何枚も描いてみたのですが、どうしてもフジテレビの朝の番組、「めざましテレビ」の「大塚範一キャスター」に似てしまいました。
似顔絵を描く方にはご理解できるのですが、顔に大きな特徴があったり、眼鏡をかけている方、ホクロのある方は描きやすいのですが、瓜実顔で美男子・美人系の顔はとても似顔絵が書きにくいのです。
私の顔は特徴が少ないので非常に書きにくく、ある方法で似顔絵を描きましたが、大変皆様からの評判がよろしいので、私が使った似顔絵の簡単な作り方をお伝えしましょう。
(1) デジカメでお得意の顔を撮影する。
口角が上がった笑顔の顔を、正面や斜め横から撮影します。
(2) お気に入りの1枚を選びます。
(3) プリンターでA4サイズの用紙に、顔を拡大して印刷します。
大きく印刷することで、描き込みが簡単になります。
(4) 窓ガラスに拡大した顔写真をセロテープで貼り付けます。
(5) さらに、A4サイズの白紙を重ねて窓ガラスに貼り付けます。
A4用紙が2枚重なった状態になります。
外が明るく室内が暗めの方が書きやすいようです。
(6) 鉛筆で自分の顔の輪郭を書き込み、目や鼻、口も書き込みます。
これは丁度トレース状態(重ね画き)となります。
(7) 顔の特徴は少し強調して書き込みます。
特に、目と口は少し強調して書き込みます。
(8) 顔を強調するときは、胴体や下半身は思い切ってデフォルメします。
(9) 中太の筆ペンで、輪郭など大きな線を書き込みます。
(10)髪は中太筆ペンや面相筆などの細い筆記具を使い、
髪の流れに沿って書き込みます。髪をうまく表現することです。
(11)目尻や額の皺、法令線は細い筆ペンやボールペンで
書き込みます。
(12)消しゴムで、下書きした鉛筆の線を消去します。
(13)筆ペンで書き忘れた線を書き足します。
(14)汚れや無駄な線は、修正液で消去します。
(15)これで原画が完成しました。色付け段階で失敗しても
良いように、プリンタなどでモノクロのコピーを作ります。
(16)水彩絵の具、ポスターカラー、パステル、コビックなど、
お好みの絵の具を使って彩色します。
これで作風が変わります。
この時、顔の筋肉の線に沿って筆を運ぶと、
顔の凹凸感を表現することができます。
(17)スキャナーで似顔絵を読み込んで、名刺に貼り付けます。
お勧めの無料名刺作成ソフト「ラベル屋さんHOME」・・・
http://www.labelyasan.com/apl/
名刺
7月26日に主催した佐賀市でのセミナーで、「名刺」を取り上げました。
何故「名刺」をテーマに取り上げたかと申しますと、名刺交換をさせていただいた方の名刺を拝見すると、「会社名・役職・氏名・住所・電話番号・FAX番号」のみの名刺が多く、せいぜい取り扱い商品名やサービス名が印刷されています。
勿論、名刺の裏面は真っ白です。一部の方は、「いや〜内野さん!名刺の裏側はメモを書くために空けているのですよ」と、言い訳する方もおられます。
名刺を有効利用しておられない方に、「名刺を改善して、もっとお取引先を増やして業績アップ・開運して欲しい」・・・、そんな願いで名刺をテーマに取り上げました。
名刺は小さな印刷物ですが、何らかの理由でお会いした方ですから、相手の方に自分のことを覚えていただくチャンスをいただいています。
何の変哲もない名刺は、下手するとゴミ箱へポイと捨てられてしまう恐れがあります。こんな勿体無いチャンスはなかなかありませんから、相手の方に自分を売り込む機会ができたなら、グサッと突き刺さるか、やんわり突き刺さるかは別として、まず自分を売り込むために工夫をするべきです。
茶道では「一期一会」と呼ばれるおもてなしの心があります。
茶の湯で、茶会は毎回、一生に一度だという思いをこめて、主客とも誠心誠意、真剣に行うべきことを説いた言葉です。転じて、一生に一度しかない出会い。一生に一度かぎりであることと教えています。
ビジネスの世界でも、商談であろうとなかろうと一期一会に変わりはありません。
名刺がきっかけで会話が弾むことになれば、商談が成功したり、趣味が一緒だとわかれば一生のおつきあいが始まるかもしれません。
名刺に仕事以外のことも記入しておく。話が弾むきっかけになります。
一例ですが・・・、出身地・出身校・誕生日(実は、私はキムタクと誕生日が同じです!!)・趣味・免許・特技・経歴・好きな歌手・好きなスター・・・なんでもOK。
私の場合、「NHKのど自慢に出場しました」「転職10回、鬱病で自殺願望の経験があります」と書けば、皆さん驚きます。つまり、私に興味を持つことになります。
もう一つ、名刺には似顔絵や顔写真を入れておきましょう。できれば写真より似顔絵のほうが良いのですが、自分で似顔絵を描けない方はネット上で似顔絵サービスを利用する方法もあります。
顔写真を利用するにしても、似顔絵を使うにしても共通するのは自分の最高の笑顔を使うことです。「むすっ」とした顔はいけません。
絶対!!「笑顔が一番」耳を傾ける
私は一度脱サラに失敗しています。その当時の事を思い返すと、自分の事ながら、情けないくらい他人の意見を聞きませんでした。
当時、妻から「脱サラは中止しなさい」と懇願されました。今は超有名な占い師のK師からも、「もう暫くはサラリーマンを続けた方が良いですよ」とアドバイスされていました。
余談ながらK師は当時サラリーマンでしたが、まさかテレビに出演したり、本を出版するとは思いませんでした。
今思い返すと、バブル崩壊前で営業成績は順調でした。ただ、当時の社長とは営業方針が対立していて、「自分が社長だったらもっと成功する」と思い上がっていたのです。
実際に脱サラしてみると、女子社員に任せようと思った部門が機能せず、私が営業で稼いで回る時間は激減して売り上げは上がらず、ものの見事に崩壊しました。
今振り返ってみると、準備らしい準備をせずに無計画に船出した訳ですから、失敗して当然でした。ものの見事に失敗しました。
そんな経験をした私が、現在様々な企業の社長や幹部と面談させていただいております。
その中で感じることは、業績の悪い企業の社長や幹部ほど、「昔の私と同じである」と気がつきました。
業績の良い会社のトップや幹部は、総じて学歴・経歴・年齢・性別に関係なく相手の意見に耳を傾けます。
様々な人との出会いの中から参考になる意見を汲み取り、自社の成長の糧にされておられます。
それに引き換え業績の悪い会社ほど己の殻に閉じこもり、業績不振を「世の中が悪い」「社員の出来が悪い」「ライバルが強すぎる」「立地条件が悪い」と業績不振を他人のせいにしています。
ずばり、脱サラで失敗した当時の私にそっくりです。
最近も色々な本やメルマガを読んだりしているのですが、年商10億円、社員数50名程度の企業なら、「会社の運命は100%社長で決まる」のは本当のことだと思っています。
お付き合いしている企業や訪問させていただいた企業の業績をみて、つくづくその思いが強くなりました。
佐賀セミナー記録写真
(1)小さな会社★儲けのルール「最新版」熱弁中の栢野克己氏
□九州ベンチャー大学 http://www.q-venture.com/
□栢野克己氏ブログ http://blog.livedoor.jp/kaya0169/archives/l
(2)サプライズゲスト 竹中勇氏
□竹中勇氏ブログ http://takenaka.area9.jp/
(3)小さな会社★実践術 内野博行
□当社ホームページ http://www.denwaya.biz/
(4)参加者の皆様の自己紹介コーナー