2008年06月10日

鬱病と自殺

 何度か書いたと思うのですが、私は自殺寸前まで落ち込んで、いわゆる鬱病になりました。何もしたくない。ご飯も何となく食べている感じで、全く味覚を感じない。立っていることさえつらくて、車の運転席のシートを倒してぐったり寝ていることが多かったですね。

 妻や家族、周りの方から声をかけられても馬耳東風で、言われたことが殆ど脳に残っていない状態でした。

 先月、経営コンサルタント栢野克己氏が主催する九州ベンチャー大学に参加したときも、栢野氏自身が自殺志願者であったと告白していますし、栢野さんの知人の●●さんと、●●さんは今は成功しているけど、以前は事業に失敗して自殺しようとしていた」とあっさり言い放ちました。

 私の親戚や、お客様、知人にも自殺者がいます。読者の皆様の身近な方でも案外自殺者がおられるのではないですか。しかも、殆どが男性です。私の知人の自殺者は、殆どが男性です。どうも男性のほうが、神経が細いようです。原因は色々でしょうが、私の様に事業で失敗したとき、病気が苦になったとき、失恋、受験に失敗したとき・・・。

 私の場合は、心療内科でもらった抗欝剤がとんでもない睡眠薬みたいなもので、鬱病が治る前に交通事故を起こして死んでしまうと思って、服用を中止しました。最終的には佐賀の名医と呼ばれる外科医で、漢方医の矢山先生に相談して、ようやく立ち直りました。

 矢山先生からは、「人間には誰しも悩みがある。私にも悩みがある。済んでしまったことをくよくよ後悔しても元に戻らない。それよりも、これから先のことを考えましょう。」と諭されました。

 そして、嫌な事は紙に書いて壁に全力でぶつけて、戻ってきたら足でグリグリ踏みつけなさい」と指導されました。私はこれで、光明を見つけ出しました。

 私の経験では、朝起きてまず太陽の光を浴びること、背筋をしゃんと伸ばして腹式呼吸でゆっくり呼吸することをお勧めします。

 欝のときは下を向いて、息を浅くしています。まず、空を見上げ、背筋を伸ばし、深呼吸してから、歩くスピードを速くする。そして、花壇などで土をいじる・・・。これで、随分リラックスできると思います。

 カラオケで歌を歌う方法もありますが、暗い部屋で歌う事は逆によくありません。それと一番大事な事は、周りに暗い人を近づけないこと。周りに明るく元気な人がいると、パワーをもらいます。

 最後に、「死んではいけません。あなたがこの世に生を受けたのは、必ず理由があります。世のため社会のために、やるべきことがまだあるはずです。途中で投げ出さないで下さい。

急いで結論を出さないことです。時間が解決することもあります。



Comments(0)TrackBack(0)  

トラックバックURL

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔