2008年12月21日

今こそチャンス

 最近お客様や知人から一番多い質問は、「景気が悪いですね。内野さんはどう思いますか?」と、浮かぬ顔で問い掛けられます。

私が「良かったですね!」と答えると、皆さん「何故?」と驚かれます。

 

「ピンチはチャンスと言いますが、今こそチャンス到来です。今までコツコツ努力してきた真面目な会社には陽が当たるでしょう。

でも、不景気を他人のせいにして努力しない人、勉強しない人、お客様は勿論のこと、社員を大事にしない企業は、残念ですが淘汰されるでしょう。

不景気だから、大手に採用されるはずだった優秀な人材を中小企業が採用することも可能になります。まさにピンチはチャンスです」と答えます。

 

 続けて「今回の不景気の発端はアメリカですが、サブプライムローンで訳のわからない荒稼ぎをした金融会社に鉄槌がくだっただけのこと。

 アメリカの自動車会社BIG3も、環境やECOと呼ばれる時代の流れを無視して研究開発を怠り、結果的に消費者が欲しくない商品をだらだら作り続けてきて、そのツケが回ってきただけで、長期的視野で考えれば予測できたことではないでしょうか。

アメリカの経営者は高額所得でふんぞり返っているから、消費者の心が読めなくなったのではないでしょうか」

 

更に、「私の業界では、今までさんざんお客様をだまして荒稼ぎしていたNTT販売店や同業者が倒産したり、販売不振におちいっています。

消費者側から見ると、消費者を騙す悪徳業者や自己の利益のみを追求する業者が退場するわけですから、こんなチャンスは大歓迎すべきです」

以上のようなことを説明すると、皆様が納得されます。

 

大手製造業を中心に不景気なニュースばかり報道されていますが、マスコミにも責任があると思っています。毎日毎日暗いニュースをこれでもかと発信されれば、国民は余計に落ち込みます。

こんな時こそ明るいニュースを報道して欲しいと思います。



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