ピンチ
今こそチャンス
最近お客様や知人から一番多い質問は、「景気が悪いですね。内野さんはどう思いますか?」と、浮かぬ顔で問い掛けられます。
私が「良かったですね!」と答えると、皆さん「何故?」と驚かれます。
「ピンチはチャンスと言いますが、今こそチャンス到来です。今までコツコツ努力してきた真面目な会社には陽が当たるでしょう。
でも、不景気を他人のせいにして努力しない人、勉強しない人、お客様は勿論のこと、社員を大事にしない企業は、残念ですが淘汰されるでしょう。
不景気だから、大手に採用されるはずだった優秀な人材を中小企業が採用することも可能になります。まさにピンチはチャンスです」と答えます。
続けて「今回の不景気の発端はアメリカですが、サブプライムローンで訳のわからない荒稼ぎをした金融会社に鉄槌がくだっただけのこと。
アメリカの自動車会社BIG3も、環境やECOと呼ばれる時代の流れを無視して研究開発を怠り、結果的に消費者が欲しくない商品をだらだら作り続けてきて、そのツケが回ってきただけで、長期的視野で考えれば予測できたことではないでしょうか。
アメリカの経営者は高額所得でふんぞり返っているから、消費者の心が読めなくなったのではないでしょうか」
更に、「私の業界では、今までさんざんお客様をだまして荒稼ぎしていたNTT販売店や同業者が倒産したり、販売不振におちいっています。
消費者側から見ると、消費者を騙す悪徳業者や自己の利益のみを追求する業者が退場するわけですから、こんなチャンスは大歓迎すべきです」
以上のようなことを説明すると、皆様が納得されます。
大手製造業を中心に不景気なニュースばかり報道されていますが、マスコミにも責任があると思っています。毎日毎日暗いニュースをこれでもかと発信されれば、国民は余計に落ち込みます。
こんな時こそ明るいニュースを報道して欲しいと思います。
ピンチはチャンス(2)
2007年9月2日に、甲子園の高校野球で優勝した佐賀北高のベンチに掲げてある、山本良樹さんの詩「ピンチの裏側」をブログで紹介したのですが、その後、作者の山本良樹さんご本人からコメントをいただいて大変驚きました。
インターネットの世界では、見ず知らずの方からメールや電話をいただいたり、ブログにコメントをいただきます。
素晴らしいのですが、悪用する人間もいるから困ったものです。
舞台となった佐賀北高はこの夏の佐賀地区大会で敗退し、甲子園への道を閉ざされてしまいました。春の選抜優勝校の沖縄尚学も、沖縄地方大会で敗れています。大変残念ですが、これが厳しい現実です。
だからこそ、昨年の佐賀北高の優勝は価値ある優勝でした。
さて、私もピンチと言えばピンチです。7月26日に佐賀駅前でセミナーを開催するのですが、まだまだ参加者が少ないのです。
佐賀の商工会や福岡の勉強会でご一緒した方、それにお客様にも手紙を出したり、直接訪問してお願いしたりしていますが、もうひと踏張りが必要なようです。
ピンチがチャンスだと思って、もう一度お願いをして回ります。
■セミナーの詳細とお申し込み
http://www.denwaya.biz/semina-index.html
でも正直なところ、不安がないと言えば嘘でしょう。自分の力を過信しているのではないか?もっと他にいい方法があるのではないか・・・と自問自答の毎日です。読者の皆さんも仕事や、家庭のことで悩みがあると思いますが、自分を信じて一歩一歩前進しましょう。
「ピンチはチャンス!!」