清潔
清掃と清潔
清掃と清潔。最初の1文字が同じで連動しています。清掃は子供の頃から箒で掃いたり、雑巾で拭いたりしています。子供の頃から掃除しているのに、手抜きをしたり、途中で挫折するのが清掃です。
企業やお店で、清掃をするのには目的があります。お客様に不快感を持たせないことと、自分達も快適に仕事をすることです。ところが、清掃する範囲や量が多かったり肉体的にきついと、人間は無意識のうちに逃げ出そうとします。誰だって楽をしたいと思っていますから、わからないでもないですね。
清掃を楽しくするためには、まず何のために清掃をするのか、社員が理解する必要があります。
1.目的を明確にする
(1)お客様に喜んでいただける。
(2)従業員が健康で仕事に没頭できる
(3)来客者が心地良いと思うと取引高が増える・・・など
2.作業範囲を決める
(1)広い場所は区分けして曜日や、毎月5のつく日・・・など、細かくすることで心理的負担を減らします。
(2)高所や敷地の雑草刈などは、道具を準備して作業が早く終わるように心がけます。
(3)毎日清掃できる場所と、定期的に一気に清掃する場所を事前に決めておきます。
3.成果がわかるようにする
(1)清掃前と清掃後の違いをデジカメで撮影し、掲示板に張る。
(2)グループ単位で競争し、公平な査定表を元に審査して優秀者グループを表彰する。年間最優秀グループは1泊旅行や高級レストラン食事会などのイベントを実施する。
清潔について
清掃ができれば清潔は達成しそうですが、案外レベルが高いのが清潔です。
(1)床は白いシャツで寝転がっても汚れない状態が清潔。
(2)棚は微小な埃がない上に、ピカピカ光っていること。
(3)天井の照明カバーや梁にも埃がないこと
(4)トイレの床や便器類もピカピカ光っていること。
意外と難しいのが清潔です。